課題:店舗間の在庫が「見えない」
3店舗を展開するこの小売業者では、各店舗が独自の在庫台帳(Excel・紙)を管理しており、他の店舗に在庫があるかどうかはその店に電話して確認するしかありませんでした。
- 「あの商品、他の店舗にありますか?」の電話が1日平均3〜4件発生
- 確認が取れないまま「在庫なし」と案内してしまい、顧客が他社に流れるケースが多発
- 在庫の棚卸しが月1回で、常に在庫数が不正確
- 本部での在庫全体把握ができず、発注の最適化が困難
支援の流れ
① 現状把握と要件整理(1ヶ月目)
各店舗の現場スタッフにヒアリングし、在庫確認の流れとボトルネックを整理。「どこで何個売れているか、どこに何個残っているか」を即時に把握できる環境が必要であることを明確化しました。
② クラウドPOS・在庫管理システムの選定と導入(2〜3ヶ月目)
クラウド型POSレジ+在庫管理システムを選定し、3店舗への一斉導入を実施。バーコードスキャンによる入出庫管理を自動化し、販売と同時に在庫数がリアルタイムで更新される仕組みを構築しました。
③ スタッフ研修と本番稼働(4ヶ月目)
各店舗のスタッフ向けに操作研修を実施。特にITに不慣れなベテランスタッフへは個別フォローを丁寧に行い、スムーズな移行を実現しました。
成果
導入後は、どの店舗のスタッフもPCやタブレットから全店舗の在庫をリアルタイムで確認できるようになりました。「他の店にある商品を代わりに取り寄せる」という対応が素早くできるようになり、顧客満足度が向上。機会損失も大幅に削減されました。
また、発注業務においても在庫データが正確になったことで、過剰発注・欠品を大きく抑制できるようになったとのことです。
担当者のコメント
「以前は他の店舗に電話してばかりで、接客が途切れることもありました。今は画面を見ればすぐわかるので、お客様をお待たせすることもなくなりました。」
— 店長